フリーランス歯科衛生士になるには?働き方・年収・メリットを解説

歯科衛生士の働き方としては、歯科医院に正社員・パートとして雇用されるのが一般的です。しかし最近は、フリーランスとして活躍する歯科衛生士も増えています。今回はフリーランス歯科衛生士の働き方や年収、メリットについて紹介するので、ぜひキャリアプランの参考にしてみてください。
目次
そもそも、フリーランスとは
正社員やパートとの違い
訪問歯科で働く
クリニックと契約して働く
歯科保健指導者として働く
審美歯科(自費診療)の施術者やスタッフ教育として働く
ホワイトニングサロンを独立開業する
セミナーやイベント講師、スタッフ教育者として働く
歯科衛生士学校を卒業する
クリニックに就職して実務経験を積む
フリーランスとして独立する
ライフスタイルに合わせて働ける
得意分野を活かした働き方ができる
幅広い人脈や経験が積める
働き方次第で収入を増やせる
収入が安定しないことがある
契約やスケジュール管理を自分で行う
経験やスキルが求められる
まとめ|フリーランスの歯科衛生士になるには「日本医歯薬専門学校」
歯科衛生士はフリーランスでも働ける?
国家資格が必要な専門職である歯科衛生士は、特定の歯科医院に雇用される以外に、複数の歯科医院と「業務委託契約」を結んだり、歯科予防セミナーなどの講師を務めたり、多様な働き方を選べます。そのため、自由な働き方を実現したい方は、ぜひ歯科衛生士資格の取得を選択肢に含めてみてください。
●そもそもフリーランスとは?
フリーランスがどのような働き方なのか、具体的に理解している方は少ないかもしれません。フリーランスとは、特定の企業・団体に所属せず、個人で仕事を請け負う人や、そのような働き方を指す言葉です。顧客である事業主と「業務委託契約」を結んで、自分のスキルやサービスを提供し、その対価として報酬を受け取ります。IT分野やコンサルティング分野、美容師やカメラマンなどに多い働き方ですが、最近は歯科衛生士など医療系フリーランスも増えています。
●正社員やパートとの違い
従来型の働き方である正社員やパートと、フリーランスには、どのような違いがあるのか比較してみましょう。
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比較項目 |
正社員・パート |
フリーランス |
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契約形態 |
雇用契約 ※会社に雇われて働き、給与をもらう契約 |
業務委託契約 ※仕事を請け負い、成果に応じて報酬をもらう契約 |
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勤務先 |
原則として一つの企業・事業主 |
複数の企業・事業主と契約 |
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収入 |
月給・時給 毎月安定した収入 |
案件・成果に応じて変動 |
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働く時間・場所 |
勤務先のルールに従う |
原則として自由 |
正社員・パートは安定している一方、働き方の自由度は高くありません。一方、フリーランスは収入が保証されているわけではありませんが、さまざまなことを自分で決められます。
フリーランス歯科衛生士の働き方
フリーランス歯科衛生士の仕事は、クリニックでの勤務に留まらず、非常に多岐にわたります。いくつか代表例を紹介するので、理想の働き方に近いかチェックしてみてください。
●訪問歯科で働く
高齢者施設や在宅療養者など、事情があって歯科クリニックへ通院できない方のもとへ、歯科衛生士が訪問してケアをする訪問歯科というサービスが広まっています。そして訪問診療を専門とする歯科クリニックは、フリーランスの歯科衛生士と提携するケースが多いです。訪問する場所・スケジュールは決められていますが、クリニックに正社員・パートとして勤務するよりは自由度が高いでしょう。また、訪問業務は定期的に発生するため、安定した収入源になりやすいこともポイントです。
●クリニックと契約して働く
複数の歯科クリニックと業務委託契約を結び、スポット勤務に入るフリーランス歯科衛生士も増えています。毎日同じクリニックへ通勤するのではなく、人手不足に悩むクリニックのニーズにあわせて、柔軟にシフトに入ることが特徴です。自分が好きな日を休日にできるため、平日に休みたい方に向いた形態だといえます。なお、クリニックでの勤務内容は、スケーリングやフッ素塗布、歯科診療の補助など、従業員として働く歯科衛生士と変わりません。
●歯科保健指導者として働く
企業・学校・保育所・自治体などと契約し、定期的に歯科保健指導を担当する働き方も増えています。歯磨きや口腔ケアについてレクチャーする歯科保健指導は、常に発生する業務ではなく、正社員として雇用するより、フリーランスへ都度依頼するのに適しているためです。特定の施設と継続的な契約を結べれば、安定した収入源になる可能性があります。
●審美歯科(自費診療)の施術者や教育スタッフとして働く
自費診療の審美歯科クリニックと契約し、ホワイトニングやクリーニングなどの施術担当者や、新人スタッフの教育担当者として働くフリーランス歯科衛生士もいます。審美歯科はとくに専門性が高いため、技術力のある歯科衛生士が求められています。そのため技術を高めれば、複数のクリニックから声がかかり、正社員として働くより収入を増やせる可能性もあるのです。日本医歯薬専門学校では歯科衛生士の国家資格取得に必要な授業に加え「審美コース」が設置されているので、より高い専門性が学べるカリキュラムとなっています。
●ホワイトニングサロンを独立開業する
歯科衛生士としての技術を活かし、ホワイトニングサロンを開業することも可能です。歯科衛生士の主要業務である「歯科予防処置」「歯科診療の補助」「歯科保健指導」は、歯科医師の指導のもと行うとされています。しかし医療行為ではない「セルフホワイトニング」のサポートなら、歯科衛生士が単独で対応できるため、独立開業が選択肢となるのです。ホワイトニングサロンそのものは無資格でも開業できるサービスですが、歯科衛生士の専門知識があれば、競合との差別化にもつながるでしょう。
●セミナーやイベント講師、スタッフ教育者として働く
フリーランス歯科衛生士の中には、これまで培った技術・経験を、他の歯科衛生士や介護職員、一般の方向けにセミナーで伝えている方もいます。また、歯科衛生士の育成に悩む歯科クリニックから、スタッフ教育業務のみを受託することも可能です。このように、実績を活かした柔軟な働き方ができる点も、フリーランス歯科衛生士ならではの魅力といえるでしょう。
フリーランス歯科衛生士になるには
フリーランス歯科衛生士の働き方には夢がありますが、誰でもすぐに活躍できるわけではありません。ここからは、フリーランス歯科衛生士になるまでのステップを見ていきましょう。
●歯科衛生士学校を卒業する
歯科衛生士として働くためには、国家試験に合格して資格を取得しなければなりません。そして国家試験を受験するためには、歯科衛生士養成校(専門学校3年・短大3年・大学4年)で学ぶ必要があります。
養成校では歯・口腔の構造や機能、臨床歯科医学、歯科予防処置などの専門的な内容を学び、さらに歯科医院での臨床実習で実務経験も積みます。なお、歯科衛生士の専門学校には、夜間コースもあるため、働きながら歯科衛生士の国家資格取得を目指すことも可能です。(参照:働きながら歯科衛生士の資格をめざす)
日本医歯薬専門学校でも夜間部が設けられているので、気になる方はチェックしてみてください。
●クリニックに就職して実務経験を積む
臨床実習を受けるとはいえ、学校を卒業後、すぐにフリーランスとして働くことは現実的ではありません。フリーランスは即戦力として働くことが求められるため、まずは一般的な歯科クリニックに就職して、一人前の歯科衛生士になれるよう実務経験を積みましょう。スケーリングなどの臨床技術はもちろん、患者対応やスタッフ間の連携なども学ぶために、3~5年程度は正社員としてのキャリアを積むのがおすすめです。
●フリーランスとして独立する
十分な実務経験を積み、一人で歯科衛生士としての仕事をこなせるようになったら、フリーランスとしての独立を検討します。独立直後はこれまでの職場で培った人脈を活かして案件を獲得し、徐々に契約先を広げていくのが一般的です。
フリーランス歯科衛生士の年収イメージ

フリーランス歯科衛生士の年収は、働き方や契約内容によって大きく異なります。正社員として働く歯科衛生士の平均年収は400万円程度であるため、週に5日間働くと、同じくらいの収入を得られる可能性が高いでしょう。
しかし、フリーランスは勤務日数に決まりがありません。たとえば、年収は300万円程度に抑えて週3日だけ働くことも可能ですし、休みなく働いて年収500万円以上を目指すこともできます。
さらに、クリニックでのスポット勤務・訪問歯科・セミナー講師といった働き方を組み合わせて、年収600万円以上を目指すことも可能です。
フリーランス歯科衛生士の仕事の見つけ方
フリーランス歯科衛生士として独立して、どのように仕事を見つければいいのか疑問に感じる方もいるかもしれません。フリーランスが仕事を見つける方法は多岐にわたり、次のような例が挙げられます。
*クリニックや訪問歯科へ直接営業する
*派遣・紹介サービスを活用する
*人脈・口コミを活用する
独立直後は自分から積極的に営業をする必要がありますが、実績が認められると紹介で依頼を獲得できることもあります。
フリーランス歯科衛生士のメリット

フリーランスとして働くことには、従業員として働く歯科衛生士にはない独自の魅力があります。いくつかメリットを紹介するので、参考にしてみてください。
●ライフスタイルに合わせて働ける
フリーランスの大きな魅力のひとつが、働く日や時間を自分で決められることです。たとえば正社員の場合、基本的には毎週5日間は出勤しなければなりません。しかしフリーランスなら、「午前中だけ」「週3日だけ」といった働き方も可能なため、結婚・出産・子育てといったライフイベントにあわせて柔軟に対応できます。たとえば子どもが小さいうちは働く日を減らし、手が離れたら案件数を増やすといった調整も自分次第です。
●得意分野を活かした働き方ができる
自分が得意とする分野や、興味のある領域を選んで仕事を引き受けられるのも、フリーランスならではのメリットです。クリニックに勤務していると担当業務が固定されがちですが、フリーランス歯科衛生士なら、訪問歯科・審美歯科・歯科保健指導・セミナー講師など、さまざまな選択肢の中から、自分で仕事を選べます。特定領域の知識・経験を積めば、さらなる依頼や収入アップも期待できます。
●幅広い人脈や経験が積める
複数のクリニック・患者と関わるフリーランスの働き方は、人脈が広がりやすいことも特徴です。しっかりと仕事をしていれば、別の案件を紹介してもらえることもあり、人脈そのものがキャリアの安定性につながります。また、さまざまなクリニックの治療方針に触れたり、多くの患者と直接関わったりすることで、臨床スキルや対応力が自然と磨かれる点もメリットといえるでしょう。
●働き方次第で収入を増やせる
フリーランス歯科衛生士は、働く時間・案件数を自分でコントロールできるため、努力や工夫次第で、正社員として働くよりも収入を増やせる可能性があります。たとえば、先ほどは「午前中だけ」「週3日だけ」といった働き方を紹介しましたが、反対に「1か月連続で働く」といった集中的な働き方もできます。
さらに、クリニックでの臨床業務に加えて、セミナー講師や歯科保健指導者としての案件も掛け持ちすれば、収入を大きく増やせるかもしれません。
フリーランス歯科衛生士の大変なこと
フリーランス歯科衛生士には多くのメリットがありますが、正社員とは異なる苦労もあります。独立してから後悔しないよう、フリーランスならではの大変なことも知っておきましょう。
●収入が安定しないことがある
クリニックの正社員・パートなら、毎月決まった日に、決まった額が支払われます。一方、フリーランスとして働く場合、案件数や稼働日数によって、収入が変動することは考慮しておきましょう。たとえば、ある月に案件が集中する一方で、その次の月は案件数が大きく減るといった可能性もゼロではありません。そのため、ある程度の貯蓄を確保したり、複数の契約先を持って収入源を分散したりといった対策を講じ、生活に支障が出ないよう注意しましょう。
●契約やスケジュール管理を自分で行う
正社員やパートは、勤務条件の管理や社会保険の手続きを会社が対応してくれるため、自分の業務にだけ集中できます。しかしフリーランス歯科衛生士は、クリニックとの契約書の確認・日程調整・報酬の請求といった事務作業まで、すべて自分で対応しなければなりません。そのため正社員として働いていたときより、フリーランス歯科衛生士として独立してからのほうが、忙しくなる可能性もあります。
●経験やスキルが求められる
フリーランスは即戦力としての活躍が期待されるため、クリニック勤務で求められる以上の実力が必要です。また、初対面の患者や、さまざまな医院のスタッフとスムーズにコミュニケーションを取り、臨機応変に業務にあたる能力も求められます。そのため経験が浅い状態でフリーランスになると、期待に応えられず、なかなか契約が続かない可能性があるのです。安定的に仕事を依頼してもらうためにも、クリニックでの実務経験をしっかり積んでから独立するようにしましょう。
まとめ|フリーランスの歯科衛生士になるには「日本医歯薬専門学校」
働く時間や場所、関わる分野を自分で選べる自由度の高いフリーランス歯科衛生士に憧れる方は多いでしょう。しかし、フリーランスとして活躍するためには、歯科衛生士の国家資格を取得し、確かな技術を身につける必要があります。
もし、将来はフリーランスの歯科衛生士として活躍したいと考えている場合、その土台を作るためにも、ぜひ「日本医歯薬専門学校」で学んでみてください。実力のある歯科衛生士として活躍できるよう、きめ細かなカリキュラムを組んでおり、多くの卒業生が即戦力として活躍しています。まずはオープンキャンパスに参加して、ぜひ授業風景をご覧ください。こちらのページで、開催スケジュールを紹介しています。

