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訪問歯科衛生士とは?仕事内容・やりがい・なるまでのステップを解説

2026年04月09日

コラム歯科衛生士NEW

 

「訪問歯科衛生士ってどのような仕事?」「歯科衛生士と何が違うの?」このような疑問を持っていませんか?訪問歯科衛生士とは、訪問診療に特化した歯科衛生士です。本記事では、進路に迷っている高校生に向けて、訪問歯科衛生士という仕事について詳しく解説します。

 

目次

訪問歯科衛生士とは

 歯科医院勤務の歯科衛生士との違い

 訪問歯科衛生士と訪問介護との違い

 

訪問歯科衛生の仕事内容とは

 1.予防処置

 2.保健指導・患者相談

 3.診療補助

 4.口腔ケア

 5.口腔リハビリ

 6.事務業務

 

訪問歯科衛生士になるには?

 歯科衛生士養成校に進学する

 必要な知識の習得・実習を修了する

 歯科衛生士国家試験に合格する

 歯科衛生士として就職する

 訪問歯科を行う歯科医院で経験を積む

 

訪問歯科衛生士の年収

 

訪問歯科衛生士の1日のスケジュール

 

訪問歯科衛生士のやりがい

 高齢者や通院が難しい人の生活を支える喜び

 家族や医師と協力して達成感を感じられる仕事

 患者さんの健康を直接支えられる楽しさ

 

訪問歯科衛生士に必要なスキル

 患者さんの状態を観察して判断できる力

 高齢者や通院困難な人の生活環境を理解して支援する力

 訪問先に応じて臨機応変に動く力と対応力

 

訪問歯科衛生士に向いている人

 

まとめ|訪問歯科衛生士になるには「日本医歯薬専門学校」

 

訪問歯科衛生士とは?

訪問歯科衛生士とは、歯科医院に通院できない患者さんのために、自宅や施設に訪問して歯科診療を行う仕事です。主に、以下のような人が対象です。

 

【訪問歯科衛生士の対象】

・高齢者

・身体が不自由な人

・ 障がいがある人

 

このような仕事を訪問歯科診療(以下:訪問診療)と呼びます。訪問診療は基本的に、歯科医師と歯科衛生士がペアで行います。訪問診療を行う歯科衛生士を訪問歯科衛生士と呼び、訪問歯科衛生士という資格自体は存在しません。現在、日本では高齢化が進んでおり、訪問歯科衛生士は在宅医療の一環として需要が高まっている職業です。次に混同しやすい職種との違いについて見ていきましょう。

 

●歯科医院勤務の歯科衛生士の違い

訪問歯科衛生士と、歯科医院勤務の歯科衛生士の違いは、働く場所です。歯科医院勤務の歯科衛生士は、歯科医院に来院した患者さんの処置やケアを行います。一方、訪問歯科衛生士は、患者さんの自宅や施設に赴き、処置やケアを行います。また、訪問歯科衛生士は、身体が不自由な人や寝たきりの人の対応も行うため、現場に合わせた判断力や柔軟性が必要です。患者の家族や介護スタッフなど、より多くの人とコミュニケーションを取るという違いもあります。

 

●訪問歯科衛生と訪問介護との違い

訪問歯科衛生士と訪問介護士は異なる職種であり、それぞれ担う役割や支援内容にも違いがあります。訪問歯科衛生士は、予防処置や口腔ケアを通して、口腔衛生の向上や維持を担います。また、訪問歯科衛生士は歯科診療という知識やスキルが重視される作業がメイン、訪問介護では移乗や入浴のサポートなど、体力を使う作業が中心という違いもあります。

 

訪問歯科衛生士の仕事内容

訪問歯科衛生士の仕事内容は、基本的には歯科衛生士と共通です。しかし、患者さんの家族に日常ケアの方法を指導したり、介護スタッフと情報交換をしたり、訪問歯科衛生士ならではの仕事もあります。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

1.予防処置

予防処置とは、歯を失う原因である、むし歯や歯周病を予防するためのケアです。具体的には、以下のような作業を行います。

 

【予防処置として行う作業】

・歯石や歯垢の除去

・機械的歯面清掃(歯のクリーニング)

・フッ素の塗布

特に訪問歯科衛生士が担当する患者は、身体的・精神的な問題から、セルフケアが不十分になりやすい傾向があります。定期的な訪問で、口腔内を健康に保つことが大切です。また、口腔内の問題や変化を早期に発見し、重症化を防ぐという役割も果たしています。

 

2.保健指導・患者相談

訪問歯科衛生士は、保健指導として歯磨きや食事のアドバイスを行ったり、患者さんおよび関係者の相談に乗ったりします。具体的な内容は、以下のとおりです。

 

【保健指導の内容】

・ 正しい生活習慣

・正しいセルフケアの仕方(歯磨きや歯間ブラシ)

・正しい食事の仕方(食べ方や噛み方)

・ 咀嚼や飲み込みの訓練

また、実際にケアを行うのが本人ではない場合、家族や介護スタッフへの指導も行います。本人はもちろん、家族や介護スタッフなどの関係者と協力しながら、ケアを行う点が特徴です。

 

3.診療補助

診療補助とは、歯科医師が行う診療のサポート業務です。歯科診療をスムーズに行い、患者さんの負担を軽減するための大切な役割です。具体的には、以下のような作業を行います。

 

【診療補助の内容】

・ 治療前の口内清掃

・治療中のバキューム操作

・患者の体位調整

・器材の準備・受け渡し

訪問診療では、スペースが限られていたり、患者さんが動いてしまったりするケースもあるため、常に安全に配慮した作業が求められます。

 

4.口腔ケア

口腔ケアとは、口の中を清潔に保つだけでなく、健康を維持したり生活の質を向上させたりするためのケアです。口腔内のトラブルを予防できるだけでなく、誤嚥性肺炎や感染症の予防、コミュニケーションの改善なども期待できます。具体的には、以下のようなケアを行います。

 

【口腔ケアの仕事内容】

・歯磨き

・うがい

・舌のクリーニング

・入れ歯の洗浄

特に寝たきりになっている高齢者などは、自力でのケアが難しいため、定期的にケアを行う必要があります。

 

5.口腔リハビリ

口腔リハビリとは、食べる・噛む・飲み込むなど、口の機能を維持・改善するための支援です。口腔リハビリを行うことで、安全に食事をできたり、会話がしやすくなったりするメリットがあります。具体的なリハビリ内容は、以下のとおりです。

 

【口腔リハビリの仕事内容】

・ 口や舌のトレーニング

・ 唾液腺のマッサージ

・発音練習

特に高齢者や基礎疾患のある人は口腔機能が低下しやすいため、定期的なリハビリで、機能の維持・改善を行うことが大切です。

 

6.事務業務

訪問歯科衛生士は、以下のような事務作業も行います。

 

【事務作業の仕事内容】

・歯科医師や家族への報告

・診療記録などの書類作成

・使用器材の準備・在庫管理

訪問診療はチームで行うため、サービスの質を保つためには、報告や情報共有などの事務作業が大切です。また、自宅や施設までの運転や、スケジュール管理まで行うケースもあります。現場でのケアだけでなく、事務作業も訪問歯科衛生士の大切な仕事です。

 

訪問歯科衛生士になるには

訪問歯科衛生士になるためには、まず歯科衛生士の国家資格を取得する必要があります。訪問歯科衛生士になるために、歯科衛生士以外の特別な資格は必要ありません。しかし、訪問診療は実務経験がないと難しい仕事であるため、訪問診療を行っている歯科医院で経験を積むのが一般的です。

 

●歯科衛生士養成学校に進学する

訪問歯科衛生士として働くためには、まず歯科衛生士の資格を取得するために、歯科衛生士養成校に進学しましょう。歯科衛生士を取得するための、具体的なルートは、以下のとおりです。

 

【歯科衛生士の取得ルート】

・高校を卒業する

・養成校(専門学校、大学、短期大学)に進学し3年以上学ぶ

・卒業

・国家試験に合格する

歯科衛生士の養成校では、歯や口腔に関する専門知識(解剖学・歯科予防処置・歯周病学など)に加え、実習を通して実践的なスキルを身につけます。臨床実習では、実際の医療現場で患者対応を経験するため、現場で求められる対応力やコミュニケーション力も養われます。

 

また、一般教養や接遇マナーなども学ぶため、医療人としての基礎的な素養も身につけることができます。卒業後に受験する国家試験に合格すれば、歯科衛生士として働くことが可能です。さらに、訪問歯科衛生士として活躍する場合は、高齢者や要介護者と関わる機会が多いため、口腔ケアの知識だけでなく、介護や全身状態への理解も重要になります。在学中や就職後に、訪問歯科に関する知識や経験を積むことで、より幅広い現場で活躍できるでしょう。

 

●必要な知識の習得・実習を修了する

歯科衛生士の養成学校に入学したら、必要な知識を習得し、実習を修了しましょう。歯科衛生士の養成学校では、主に以下のような内容を学習します。

 

【養成学校で学ぶ内容】

・歯科予防処置

・歯科診療

・歯科保健指導

 

訪問歯科衛生士を目指す場合は、訪問診療について学べる養成学校がおすすめです。また、養成学校では、歯科予防処置や歯科診療の実習に加えて、臨床実習があります。臨床実習とは、実際の歯科医院などで、歯科医師や歯科衛生士に指導してもらいながら、業務を行うことです。将来自分が働く姿を想像しながら取り組みましょう。

 

●歯科衛生士国家試験に合格する

歯科衛生士の養成学校を卒業すると、歯科衛生士の国家試験への受験資格を獲得できます。国家試験に合格して、初めて歯科衛生士として働くことができ、その後訪問歯科衛生士として活躍することも可能です。歯科衛生士の合格率は、90〜95%と高い水準ですが、十分な対策を行わなければ合格が難しい場合もあります。国家試験では、講義や実習に関する内容が出題される傾向にあるため、日々の学習が合格を左右します。また、過去問を解いて苦手分野を把握したり、傾向を分析したりするのも効果的です。

 

●歯科衛生士として就職する

訪問歯科衛生士として働くためには、まず歯科衛生士として就職するのがおすすめです。初めから訪問歯科衛生士として働くという選択肢もありますが、まずは歯科衛生士としての基礎を学ぶために、歯科医院の外来勤務として働くのがよいでしょう。また、訪問歯科衛生士は、歯科医院のように設備が揃っていなかったり、応用力が求められたりするため、未経験でいきなり働くのはハードルが高いという理由もあります。まずは歯科衛生士として基本的なスキルを身につけた後、訪問歯科についての知識や実務経験を積んでいきましょう。

 

●訪問歯科を行う歯科医院で経験を積む

訪問歯科を行う歯科医院で経験を積むことも重要です。外来勤務の歯科衛生士として基本的なスキルを身につけた後は、訪問診療を行う歯科医院で実務経験を重ねていきましょう。訪問診療では、自宅や介護施設での口腔ケアをはじめ、身体が不自由な方への対応方法や配慮、さらに家族や介護スタッフとの連携の取り方など、外来とは異なる知識やスキルが求められます。また、OJTや研修制度が整っている歯科医院や、ポータブルユニットやレントゲンなどの設備が充実しており、診療室に近い環境で診療を行える歯科医院もあります。そのような環境であれば、安心して実務経験を積みながら、訪問歯科に必要なスキルを身につけていくことができるでしょう。

 

訪問歯科衛生士の年収

 

厚生労働省のデータによると、歯科衛生士の平均年収は405.6万円です。訪問歯科衛生士単独でのデータではありませんが、多くの求人では歯科衛生士と訪問歯科衛生士の給与や報酬はほぼ同等であるため、参考になるデータです。現在、日本は高齢化が進んでおり、訪問医療の需要も高まっているため、訪問歯科衛生士は比較的安定した収入を得られる職種と言えるでしょう。

 

ただし、正社員やパートタイムなど雇用形態が異なったり、訪問診療と外来診療の両方を行ったりする歯科医院が含まれていたりするため、詳細を確認する必要があります。

 

訪問歯科衛生士の1日のスケジュール

訪問歯科衛生士の1日のスケジュール例を紹介します。

【9:00】

出勤したら、1日のスケジュールを確認します。また、全体での朝礼やチームでの情報共有も行います。

【10:00】

訪問先に到着したら、家族や患者さんとコミュニケーションを取りながら、歯科診療を行います。午前中に行う歯科診療は、おおよそ1〜2件です。診療時間はケアの内容によって異なりますが、1人あたり1時間が目安です。診療時間は歯科訪問診療料の算定に関係するため、しっかりと記録します。

【12:00】

午前の訪問が終わったら、各自お昼休憩を取ります。職場に戻って昼食を取り、訪問先の場所によっては外食で済ませることもあります。

【13:00】

お昼休憩が終了したら、午後の診療を行います。基本的な流れは午前中と同様です。

【17:00】

午後の診療が全て終了したら、職場に戻ります。職場に戻ったら、使用した器具や機材の消毒、翌日の診療準備、関係者への連絡・報告などを行います。

【18:00】

定時になったら、退勤します。これで訪問歯科衛生士の1日は終了です。

 

訪問歯科衛生士のやりがい

 

訪問歯科衛生士のやりがいは、人の役に立ち、感謝されることです。患者や家族から直接感謝されることもあるので、日々の仕事でやりがいを感じられるでしょう。

 

高齢者や通院が難しい人の生活を支える喜び

訪問歯科衛生士は、通院が難しい高齢者や身体の不自由な人のために、歯科診療を行う仕事です。口腔の健康をサポートするだけでなく、食べる楽しみや会話する楽しみを取り戻すサポートも行います。また、定期的に同じ家庭に訪問することも多く、患者や家族から直接「ありがとう」「助かったよ」と声をかけてもらえる場合もあります。専門的な知識や技術で患者さんの生活を直接支えられる訪問歯科衛生士は、人の役に立ちたい人におすすめです。

 

家族や医師と協力して達成感を感じられる仕事

訪問歯科衛生士は、一人ではなく、歯科医師や介護スタッフなどとも協力しながら作業を行います。それぞれが、患者さんの健康をサポートするという同じ目標に向かって、役割をこなします。チームで協力した結果、患者さんが快適に食事をできるようになったり、笑顔が増えたりした場合は、大きな達成感を感じられるでしょう。訪問歯科衛生士は大変なこともありますが、社会的意義を感じられる仕事です。

 

患者さんの健康を直接支えられる楽しさ

訪問歯科衛生士は、予防処置や口腔ケアを通して、患者さんの健康を直接支えます。特に口腔の健康状態は、全身の健康状態と密接に関係しています。また、定期的に訪問してケアを行うため、患者さんの体調や生活の質が向上していく過程を、間近で見ることができます。自分の仕事で患者さんの状態が良くなることは、自信やモチベーションの向上にもつながるでしょう。

 

訪問歯科衛生士に必要なスキル

訪問歯科衛生士には、歯科衛生士としての専門的な知識はもちろん、訪問診療に関わる幅広い人とのコミュニケーション能力が求められます。また、訪問先や患者に合わせた、柔軟な対応力も必要です。

 

●患者さんの健康状態を観察して判断できる力

訪問歯科衛生士は、患者さんの健康状態を的確に観察し、状況に合わせて行動する判断力が必要です。口腔の健康状態はもちろん、身体の変化や気分の変化などにも、気を使う必要があります。また、訪問診療は医療設備が限られていたり、患者さんの体調が急変したりするため、柔軟に対応する力が必要です。もちろん最初は難しいですが、これらの力は経験を積むことで向上させられるので、現時点で判断力がなくても問題ありません。

 

●高齢者や通院が困難な人の生活環境を理解して支援する力

訪問歯科衛生士が担当するのは、高齢者や通院が困難な人など、何かしらの不自由を持つ人です。患者さんの生活環境にあわせた支援や提案を行っていく必要があります。たとえば、足が不自由な患者さんに対してはベッド上で無理なくケアできる環境を整えたり、食べ物を噛むのが苦手な患者さんには舌やほおのトレーニングを行ったりします。また、移動などを行う場合は、チームや介護スタッフなどと協力して、転倒リスクを防ぐ必要もあります。訪問歯科衛生士は、患者さんの生活環境を理解し、支援する力が必要です。

 

訪問先に応じて臨機応変に動く力の対応力

訪問歯科衛生士は、訪問先に応じて臨機応変な対応力が必要です。訪問医療では、患者さんの自宅や介護施設など、さまざまな場所に訪問します。しかし、訪問場所によって使用できるスペースや持ち込める設備は異なるため、限られた条件の中で最善を尽くす必要があります。また、患者さんの体調が悪い場合は、負担のかからない処置に切り替えたり、体勢を考慮したりしなくてはいけない場合もあるでしょう。訪問歯科衛生士には、臨機応変に対応する力が重要です。

 

訪問歯科衛生士に向いている人

訪問歯科衛生士は、歯科衛生士としての専門的な知識はもちろん、コミュニケーション能力や柔軟性が求められます。訪問歯科衛生士は、以下のような人におすすめです。

 

【訪問歯科衛生士に向いている人】

人の生活に深くかかわりたい人

・小さな変化に気づける観察力のある人

・自分で考えて行動するのが好きな人

・チームで協力して仕事をするのが好きな人

 

訪問歯科衛生士は、通常の歯科衛生士よりも、より深く患者さんの生活にかかわります。医療分野と介護分野、どちらにも興味がある人は、ぜひ訪問歯科衛生士を検討してみてください。

 

まとめ|訪問歯科衛生士になるには「日本医歯薬専門学校

本記事では、訪問歯科衛生士について解説しました。訪問歯科衛生士は、歯科医院に通院できない患者さんのために、自宅や施設に訪問して歯科診療を行う仕事です。歯科衛生士としての専門的な知識はもちろん、患者さんとのコミュニケーション能力や、状況に応じた臨機応変な対応力が求められます。口腔ケアを通して、高齢者や身体の不自由な人の生活を支えられる、やりがいのある仕事です。

 

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