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【2024年最新版】薬剤師と登録販売者の違い

2024年02月03日

コラム登録販売者

需要が高まっている「薬を扱う仕事」

 

高齢化が進む日本社会。年々、社会的需要が高まっているのが、医療分野に携わる人材です。特に薬を扱う資格を持っていると、調剤薬局以外に、ドラッグストアからの求人も多く、好条件での就職が期待できます。特にドラックストア市場は、出店数・総売り上げともに右肩上がりになっていて、求人件数も近年、大幅に増えています。

 

このような背景から今、大学の薬学部の人気も上昇。受験生だけでなく、すでに大学に入った学生の中には、薬剤師を目指して薬学部への転部・編入を考えている人も多いようです。

 

これからますます難関になっていくと思われる薬学部。4年制と6年制の学科があり、薬剤師の国家試験を受験するためには、6年制の学科を卒業する必要があります。もし4年制大学の学生が薬剤師を目指して、薬学部への転部・編入を考えている場合、学費が2年余分にかかること、卒業も2年遅くなることも考慮に入れる必要があります。

市販薬の9割を扱える「登録販売者」 薬剤師との違いは?

 

そう考えると、就職に有利、という点だけで薬学部への転部・編入を目指すのは、はたして得策なのだろうか? という話になってきます。実は、薬を扱える国家資格には、薬剤師以外にもうひとつ、「登録販売者」という資格があります。これは2009年、薬剤師不足を解消するために、薬事法の改正によって誕生した新しい資格です。

 

市販薬には大きく分けて「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の区分があります。「第1類医薬品」とは一般用医薬品の中で副作用が生じる恐れが高いものを指し、薬剤師の資格がないと扱えません。

 

一方「第2類医薬品」は風邪薬・頭痛薬・漢方薬など副作用のリスクが低いもので、「第3類医薬品」はビタミン剤・整腸剤などです。市販薬の約9割はこの「第2類・第3類医薬品」であり、この2つを扱える資格が、登録販売者なのです。

 

薬剤師のような調剤業務や「第1類医薬品」を扱うことはできませんが、ドラッグストアが扱う医薬品の大半は「第2類・第3類医薬品」であり、登録販売者がいれば日々の業務は事足りる、というケースが多いのです。登録販売者は今後、薬剤師を補完する役割として、多くの求人が見込める職種なのです。

登録販売者の仕事内容・将来性は?

 

登録販売者を必要としているのは、ドラッグストアだけではありません。最近は、風邪薬や頭痛薬などを販売しているスーパー、コンビニも徐々に増えてきました。それが可能になったのは、登録販売者の資格を持つスタッフを置いているからです。

 

登録販売者の主な仕事はその名のとおり、第2類・第3類医薬品の販売と、お客様に対する一般医薬品の効果効能・副作用の説明です。薬に関する豊富な知識を活かして、適切な薬選びができるようお客様に助言を行うのも、登録販売者の大事な仕事です。薬局で働く資格には「調剤薬局事務」もありますが、こちらは薬を扱うことはできません。一方、登録販売者は、お店の信用を高め、売上げにも直結してくる重要な役目を担っています。

 

ドラッグストアの場合、入社するとまずは「店舗スタッフ」から始め、経験と実績を積めば「店長」→「エリアマネージャー」と昇進。それに応じて給与もステップアップしていきます。スキルを磨いて管理者要件を満たせば「店舗管理者」に昇進する可能性もあり、さらに収入は増加します。2021年に法改正があり、登録販売者が店舗管理者になるための要件が緩和されましたので、なかなか夢のある職業といえるでしょう。

登録販売者の資格を取得するには?

 

登録販売者の資格は、各都道府県が主催する「登録販売者試験」に合格すれば取得できます。合格率は各都道府県で異なりますが、全国平均で約40~50%です。半数以上が不合格になる厳しい試験ですので、しっかりと対策を立てて臨まないと資格取得はできません。

 

大学で薬について学ぶのが通常のコースですが、より確実に、しかもより早く登録販売者の資格を取るための方法として、専門学校で学ぶのも一つの手です。「登録販売者学科」を設置している日本医歯薬専門学校は、夜間1年間で登録販売者試験の合格と正社員での就職を目指すことができる学校です。授業は夜間に行われ、しかも対面授業・オンライン授業を選べる選択登校制を導入しているので、大学生でも効率よくWスクールの形で通うことができます。

 

カリキュラムは、前期が資格試験合格のための知識の習得と試験対策が中心で、後期は登録販売者として働く上で必要な実務スキルを習得します。大手企業の協力のもと、ドラックストアなどの店舗で実習を積む「デュアル実習」もカリキュラムに組み込まれており、収入を得ながら単位を取得することができます。現場での経験を積みながら、就職後に役立つスキルも身に付きますので、即戦力として就職が可能になります。

 

あなたが大学生の場合、わざわざ薬学部に転部・編入しなくても、1年間で登録販売者の試験に合格し、正社員として就職を目指すことが可能になります。また家庭の事情などで、学費が高額な薬学部を中退しようと考えている学生の方にも、このコースはお勧めです。「確実に資格を取得し、登録販売者に必要なスキルを習得したい」というのであれば、専門学校で学ぶことも視野に入れてはいかがでしょうか。

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