医療ソーシャルワーカー(MSW)とは?仕事内容と役割をどこまでも分かりやすく解説
2023年08月21日
世界に類を見ないスピードで加速する社会の高齢化や疾患構造の変化による医療ニーズの多様化、医療技術の高度・専門化により、いま、医療現場では社会福祉の立場から患者さんやその家族の相談に応じ、さまざまな問題を解決に導くとともに社会復帰を支援していく「医療ソーシャルワーカー」の重要性が高まっています。
今回は、そんな医療ソーシャルワーカーの役割や仕事内容の解説を中心に、主な勤務先、医療ソーシャルワーカーになるための方法についてもわかりやすく解説を行い、その魅力を浮き彫りにしていくことにします。
医療ソーシャルワーカー(MSW)とは
●大きな期待を担う医療ソーシャルワーカー
福祉介護や医療、教育などの分野にて相談員として利用者と向き合い、それぞれの問題や悩みといった事情を踏まえた相談や支援を行う「ソーシャルワーカー」。
このソーシャルワーカーは、「社会福祉士」や「精神保健福祉士」「社会福祉主事」といった国家資格を持つ人が名乗ることのできる福祉分野における相談の専門家であり、他国に類を見ないスピードで加速する少子高齢化や、身体面、精神面、経済面などに関連した社会福祉の重要性が高まる中において、重要な役割を担う職業です。
そんなソーシャルワーカーが活躍する分野は幅広く、高齢者福祉分野や障がい者福祉分野はもちろん、児童福祉分野(児童ソーシャルワーカー)、教育分野(スクールソーシャルワーカー)といった分野にて、相談の専門家としてなくてはならない役割を果たしています。
その中でも特に大きな期待を担うのが、今回のテーマでもある医療分野を舞台にソーシャルワークを行う「医療ソーシャルワーカー」(Medical Social Worker:MSW)です。
●医療ソーシャルワーカーの役割
医療ソーシャルワーカーとは、その名が示す通り、病院をはじめとした保健医療機関にて相談業務にあたるソーシャルワーカーのことを意味し、医療施設にて患者さんやその家族と向き合い、社会福祉の立場から経済的、心理的、社会的な問題を浮き彫りにし、その解決に向けた調整や支援を行うことが主な業務内容となります。
たとえば病気・ケガなどで治療が必要となった時、「収入的な事情により治療費が工面できない」「職場事情により退院後に職場復帰ができない」といった患者さんやその家族だけでは解決できない問題が発生することがあります。
そうした場合に患者さんや家族の相談に乗り、安心して治療を受け社会復帰を果たせるよう、国や自治体が実施しているさまざまな制度を説明したり申請方法を紹介するなど、社会福祉の立場ら問題の解決に向けた支援を行うのが医療ソーシャルワーカーの役割なのです。
患者さんや家族への支援では、面接を通じて信頼関係を築きながら他の保健医療スタッフ(医師、看護師など)からの情報も加えて状況を整理・分析して問題を浮き彫りにしていくことが第一歩位となります。
その上で問題の優先順位に応じた援助の実施方法や計画を決め、それにもとづいて具体的な支援を実施していきます。これ以外にも地域の関係機関との連携などにも努め、患者会やグループ活動の支援などを行っていくことも医療ソーシャルワーカーの役割の一つです。
医療ソーシャルワーカーの具体的な業務とは?
この医療ソーシャルワーカーの具体的な仕事内容ですが、 厚生労働省が定めた『医療ソー シャルワーカー業務指針』(※1)にもとづき以下6つの基本業務が明示されています。
1.療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
患者様、ご家族が安心して療養できるよう、心理的、社会的問題のご相談に応じ、問題の解決に必要な援助を行います。育児や教育、就労に関わる不安や家族、人間関係の調整、また患者様の死によるご家族の精神的苦痛の軽減、生活の再設計への援助をします。
(相談例)
・病気の告知を受け、不安でどうしたらいいかわからない
2.退院援助
主治医をはじめ院内スタッフと連絡・調整を行いながら、退院時期、活用できる社会資源、介護ができる条件などのさまざまな状況を確認し、在宅復帰へ向けた支援を行います。
また在宅への退院が難しい場合、適切な転院先、施設などのご紹介、転院の調整をします。
(相談例)
・退院後介護が必要になったので、介護サービスを利用したい
・障害が残ったので、利用できる制度などについて知りたい
3.社会復帰援助
退院後の社会復帰が円滑に進むように、患者様の職場や学校などと調整を行い、復職、復学を支援します。
(相談例)
・抗がん剤治療を継続しながらの職場復帰に不安がある
4.受診・受療援助
患者様やご家族様に対し、受診や受療の援助を行います。患者様の状況に適した医療の受け方、病院、診療所等の情報提供を行ったり、必要に応じ診療に参考となる情報を収集し、医師や看護師へ提供をします。
(相談例)
・主治医から病状の説明を受けたが、うまく聞き取れなかった、質問できなかった
・入院治療が必要と言われたが、母子家庭の為、子供たちの世話を考えると入院はできない
5.経済的問題の解決、調整援助
患者様が医療費、生活費に困っている場合に、福祉、保険等の諸制度を活用できるよう支援します。
(相談例)
・入院したが医療費が支払えるか心配
6.地域活動
患者様のニーズに合ったサービスが地域において提供されるよう、関係機関と連携しながら、地域の保健医療福祉システムづくりに貢献します。地域の患者会、家族会、ボランティア等の育成、支援をしたり、高齢者や精神障害の方が地域で安心して暮らしていけるよう地域の理解を求め、普及を進めます。
この6つを基本業務に医療現場とさまざまな福祉・介護サービスをつなぎ、患者さんや家族を社会福祉の立場からサポートしていくことが医療ソーシャルワーカーの使命であり仕事だと言えます。
(※1) 日本医療ソーシャルワーカー協会「医療ソーシャルワーカー業務指針 」
医療ソーシャルワーカーが働く場所
では、そんな医療ソーシャルワーカーが働く場所は、どのような施設なのでしょうか。
「医療ソーシャルワーカー」という呼び名から真っ先に頭に思い浮かぶのが病院でしょう。
実際に「総合病院」や「精神科病院」「地域のケアミックス病院」といった病院施設は医療ソーシャルワーカーの代表的な勤務先とされています。
こうした病院において医療ソーシャルワーカーは、地域医療連携のために必要な業務を行う部署である 「地域医療連携室」や、病気や怪我の療養にともなうさまざまな問題についての相談に対応する「福祉相談室」といったセクションにて、患者さんやその家族と向き合い、さまざまな相談に対応したり、医師や看護師といった医療従事者や、他医療機関、公的機関、介護関連施設などと連携を図り、患者さんと家族を支えるネットワークづくりなどを推進しています。
この他、保健所・保健センターや介護老人保健施設などでも医療ソーシャルワーカーが重要な役割を果たしています。
~医療ソーシャルワーカーの主な勤務先~
◆総合病院
◆大学病院
◆リハビリテーション病院
◆在宅総合ケアセンター
◆精神科病院
◆がん研究センター
◆高齢者医療センター
◆神経内科病院
◆クリニック・診療所
◆介護老人保健施設
◆保健所・保健センター
◆地域包括支援センター
◆訪問看護ステーション
など
医療ソーシャルワーカーの労働環境は?
先にも述べたように、医療ソーシャルワーカーはさまざまな種類の病院や高齢者施設、保健所・保健センターなどが主な勤務先となります。中でも病院は私たちの生活に密接に関係する施設だけにその数も多く、医療ソーシャルワーカーが働く場としては圧倒的に病院が多い傾向にあります。
そんな病院での医療ソーシャルワーカーの労働条件ですが、それぞれの病院の規模や活動状況によって1人から10人以上の医療ソーシャルワーカーが配置されることが多いようです。
仕事的には医師や看護スタッフとは異なり、どちらかというと事務に近い位置づけなので、勤務時間もおおむね病院の事務部門と同じだと考えていいでしょう。
基本的には夜勤などはありませんが、例外としてリハビリテーションに関連した病院や施設の場合は当直が発生する場合があるほか、夜間や休日に行われる「患者会」などのグループワークに参加する場合もあります。
仕事は大きく分けて「病院における相談室での面談」「関係機関や家族との連絡」「申請書類の作成やソーシャルワークの記録」の3つの業務が中心となります。これらを基本業務に、状況に応じて患者さんの生活実態や現況を確認するための家庭訪問があるほか、患者さんや家族に同行して関係機関を訪問する、といった場面も考えられます。
医療ソーシャルワーカーは歴史ある職業
ここで医療ソーシャルワーカーという仕事への理解を深めるために、その歴史についても簡単に触れておくことにします。
医療ソーシャルワーカーという役割は、1895年にイギリスで誕生し、その後、アメリカの病院にも導入されました。
日本への導入は1929年(昭和4年)にアメリカで医療ソーシャルワークついて学んだ浅賀ふさという人物が聖路加病院に勤務したのをきっかけに導入されたのがはじまりとされ、それ以降、他の病院でも導入されるようになりました。
本格的に医療ソーシャルワーカーという役割が定着するようになったのは、1948年(昭和23年)東京の杉並保健所に最初の医療社会事業員として出淵みやこという人物が配置されたことがきっかけとされ、2年後の1950年(昭和25年)には全国704ヶ所の保健所中150ヶ所、翌年の1951年(昭和26年)には240ヶ所へと拡大。さらに病院などの医療機関への配置も進み、医療福祉分野における医療ソーシャルワーカーの活躍フィールドは大きく広がっていくことになります。
そして今日では医療機関における受診・受療援助や社会復帰援助、退院援助、 経済的問題の解決援助、心理・社会的問題の 解決援助といった業務はもちろん、地域包括ケアにおいても医療ソーシャルワーカーは重要な役割を果たすようになり、以前にも増してその重要性が高まっています。
医療ソーシャルワーカーになるには?
そんな医療ソーシャルワーカーとして仕事をするには、どのような資格が必要なのでしょうか。
もっとも確実かつ代表的な資格が 「社会福祉士」です。
●医療ソーシャルワーカーの代表的な資格である「社会福祉士」
社会福祉士とは、病気や身体的・精神的・経済的にハンディキャップがあり、日常生活を送るのが困難な人々からの相談を受け、日常生活をスムーズに送れるように支援を行う相談の専門家として就労するための国家資格です。
この「社会福祉士」資格を有する人材は、他国に類を見ないスピードで社会の高齢化が進み、高齢者福祉の重要性が高まるとともに、現代社会特有の環境に起因した発達障がいや精神障がいを持つ人の増加、子育て家庭をめぐる社会環境の変化による課題の複雑化などによって医療福祉の重要性が高まる中、社会から大きな期待を寄せられています。
そんな社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」にもとづく国家資格であり、同法第2条第1項では、社会福祉士を以下のように定義しています。
「社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整、その他の援助を行うことを業とする者をいう」
とあり、高齢者の介護・福祉はもちろん、障がい者福祉、児童福祉、生活保護施設はじめ、多岐にわたる福祉分野で必要とされる人材になるための国家資格であることが分かります。
●社会福祉士以外の資格
「社会福祉士」以外では「精神保健福祉士」も医療ソーシャルワーカーとして働くにあたって有効な資格の一つです。
精神保健福祉士は「精神保健福祉士法」にもとづく国家資格であり、精神に障がいを持つ人が社会復帰を目指す上での相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを使命としています。
「社会福祉士」および「精神保健福祉士」は、医療ソーシャルワーカーに限らずさまざまな福祉分野でソーシャルワーカーとして働く上で有効な国家資格であり、実際に病院や保健所における医療ソーシャルワーカーの応募要項を見ていても、「社会福祉士」「精神保健福祉士」いずれかの資格を有していることを応募条件としているケースが多い傾向にあります。
特に「社会福祉士」は、医療分野や高齢者福祉分野や障がい者福祉分野、児童福祉分野、公的機関、教育分野はじめ、幅広い福祉分野で活かせる資格ということで、年を追うごとに受験人数が増えています。
社会福祉士になるには
では、そんな社会福祉士になるためには、なにをすればいいのでしょうか。
社会福祉士になるためのルートは一つではなく、福祉系の専門学校(社会福祉士養成施設)や短大、4年制大学の福祉学部で学ぶなど、複数の選択肢があります。
それらいずれかのルートで社会福祉士に必要な知識・スキルを学び、必要な全課程を修了することで社会福祉士国家試験の「受験資格」を取得することができます。
この「受験資格」を得ることで1年に1回実施される「社会福祉士国家試験」を受験することが可能となるのです。
ここでは、そんな社会福祉士を目指す上でのルートについて詳しく解説を行っていきます。
●社会福祉士の受験資格を得るためのルートについて
【方法1】福祉学科のある4年制大学で学ぶ
福祉学科のある4年制大学で指定科目を履修することで社会福祉士の受験資格を得ることができるようになります。
4年制大学の福祉系学科で指定科目を履修することで受験資格を満たすことになるので、卒業してすぐに国家試験を受験することが可能な点がメリットとして挙げられます。
【方法2】専門学校(社会福祉士養成施設)で学ぶ
社会福祉コースや介護福祉系学科を設ける専門学校で社会福祉士の受験資格を得る方法もあります。
専門学校によって、2年制、3年制、4年制があり、4年制以外の専門学校の場合は卒業後に2年〜3年の実務経験を積むことで受験資格を得ることができます。
一方、4年制の専門学校の場合は学ぶ期間が長いぶん、指定科目を学び卒業することで受験資格を得ることができます。
【方法3】福祉学科のある短大で学ぶ
福祉系の短大で指定科目を履修した後、2年制や3年制の専門学校同様に2年間の実務経験を積むことで受験資格を得ることができます。学校によって社会福祉コースだけでなく地域福祉コースや保健福祉コース、心理福祉学科、リハビリテーション学科といった学科を設けている場合があり、いずれも社会福祉士を目指すことが可能です。
一般の大学や短大を卒業した人は専門学校が最適
福祉系の大学や短大ではなく、一般の4年制大学や短大を卒業した方で、「これから医療ソーシャルワーカーや社会福祉士を目指したい」と考えている方もいらっしゃることでしょう。
●専門学校が有利な理由
そうした方に最適なのが専門学校を通じて社会福祉士国家試験の受験資格を得る方法です。
専門学校(社会福祉士養成施設)は大学や短大を卒業した後からでも入学できる点もメリットです。たとえば日本医歯薬専門学校の「社会福祉士・キャリアコンサルタント養成学科」の場合は、4年制大学卒業や卒業見込みのある人、実務経験者などを対象としており、福祉系以外の学科を専攻し、卒業後や一旦違う仕事に就いた後、新たなキャリアビジョンとして社会福祉士を志すことが可能となっています。
社会福祉士は高度な専門性と知識が必要とされる仕事であるだけに決して簡単に取得できる国家資格ではありません。近年の社会福祉士国家試験の合格率(※2)を見てみると、令和2年度で29.3%、令和3年度で31.1% 、令和4年度で44.2 %と比較的難易度の高い国家資格であることが分かります。
だからこそ、社会福祉士を目指すにあたっては、基礎知識の授業だけでなく、国家試験対策の授業にも力を入れた専門学校を選ぶことが重要になってきます。
日本医歯薬専門学校の「社会福祉士・キャリアコンサルタント養成学科」を例にとりますと、2年生後期に「社会福祉士国家試験対策」授業が組まれており、「心理学と心理支援」「貧困に対する支援」「保健医療と福祉」「刑事司法と福祉」「社会学と社会システム」「社会保障」「権利擁護を支える法制度」「医療ソーシャルワーカー演習」と、実際の国家試験で出題される試験科目に即した対策授業が組まれているほか、模擬試験を繰り返し行う試験対策も行っているので、実際の試験をかなり具体的にイメージしながら知識を深めていくことが可能となっています。
●医療ソーシャルワーカーとして就職することを前提とした授業を用意する学校も
また、同校の場合は入院中から退院後の支援に必要な医療制度、連携機関などについての知識と患者様へのアセスメント方法を演習形式で学べる「医療ソーシャルワーカー演習」や、保険診療や診療報酬に関する知識を学べる「診療報酬請求(レセプト) 」といった医療ソーシャルワーカーとして医療現場への就職にも役立つカリキュラムが用意されているのも大きなポイントです。
さらに校内にキャリアサポートセンターが設置されており、在校生一人ひとりの希望や適性をしっかり見極めた上で、医療ソーシャルワーカーや児童指導員、生活相談員、スクールソーシャルワーカー、高齢者施設における生活相談員、障がい者施設における生活支援員をはじめ、さまざまな就職先をアドバイスしていくようなサポートも行っているので、早い段階から医療ソーシャルワーカーという目標を明確に見据えて勉強に取り組むことができます。
こうした専門学校を選ぶことで、医療ソーシャルワーカーへの道も大きく拓かれるようになります。
(※2)社会福祉士国家試験の受験者・合格者の推移/厚生労働省
医療ソーシャルワーカーの将来性は?
歴史こそあるものの、生活相談員や支援相談員 といった他のソーシャルワークと比較すると社会的な認知度はさほど高いとは言えない医療ソーシャルワーカー。
しかし、少子・高齢化の加速や疾患構造の変化(国民がかかる病気の質・量の変化)を一因に医療ニーズもそれに応じて多様化するのと同時に、医療技術なども高度・専門化が進んでいく中、社会福祉士の立場から患者さんや家族に寄り添い、その不安や経済的・心理的な問題を解決へと導く専門職である医療ソーシャルワーカーは、医療と福祉をつなぐ専門職として今後より一層強い期待を寄せられていくことが予想されます。
実際に求人サイトで医療ソーシャルワーカーを検索してみると、病院を中心に多数の求人掲載数があり、その多くが「社会福祉士の資格を有すること」を応募条件にしていることから、現状でも医療ソーシャルワーカーのニーズはかなり高いということが言えます。
そういった意味では、医療ソーシャルワーカーの潜在的なニーズは高く、これからも社会に求められていく将来性のある職業の一つだと言えるのではないでしょうか。
もし「人の役に立つ仕事がしたい」「社会貢献性の強い仕事がしたい」「医療と密接に関わる仕事がしたい」「高度な知識や専門性を必要とされる仕事がしたい」「長きにわたって安定的に働ける仕事がしたい」という思いを強く持っているのであれば、ぜひ、医療ソーシャルワーカーという職業を目指してみてはいかがでしょうか。