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歯科衛生士と看護師はどう違う?特徴と働き方について現役の歯科衛生士が語ります

2023年10月06日

コラム歯科衛生士

 

 

歯科衛生士と看護師はよく比較されますが、働き方や特徴はそれぞれ大きく違います。もちろんどちらも医療関係なので、共通する部分もあります。今回のこの記事では、歯科衛生士と看護師の違いや特徴、働き方について詳しく解説していきます。看護師と歯科衛生士の違いについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

目次

1)歯科衛生士と看護師の特徴

・看護師の特徴

・歯科衛生士の特徴

2)歯科衛生士と看護師の働き先

3)歯科衛生士と看護師の仕事内容の違い

・看護師の仕事内容

・歯科衛生士の仕事内容

4)歯科衛生士と看護師の勤務体制の違い

5)歯科衛生士と看護師の共通すること

・就職先に困らない

・国家資格を取得する必要がある

・決められた学校を卒業しなければいけない

・給与が安定している

6)まとめ

 

歯科衛生士は人気のある職業ですが、将来的に需要があるか気になる人も多いのではないでしょうか。3年間学校に通い、せっかく資格を取得したのに働けなくなるのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。そこで、今回は歯科衛生士の将来性についての需要と魅力について詳しく解説していきます。歯科衛生士になろうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

歯科衛生士と看護師の特徴

歯科衛生士と看護師はどちらの職業も医療系の専門職であり、国家試験に合格した者だけ働けます。高い専門性と技術を必要とするので、国が指定した教育機関を卒業しないといけません。
国家資格を取る流れは同じといえますが、業務内容は全く異なります。歯科衛生士と看護師ではどのような特徴があるか詳しく確認していきましょう。

 

 

●看護師の特徴

看護師は、医療機関での医師のサポートや患者さんのお世話をする業務が一般的です。医師の指導の下検査を行ったり、手術のサポートを行ったりと業務範囲が広いのが特徴です。内科だけに限らず、外科などさまざまな専門機関で看護師は必要されているので、働き先が多いのも特徴のひとつです。
また、入院患者さんへの世話は基本的に看護師が行い、食事や入浴など、患者さんのサポート業務を行うこともあります。病院勤めだけでなく、介護施設やクリニックなどでも働き先があり、看護師は需要の高い職業といえます。

 

●歯科衛生士の特徴

歯科衛生士は、歯科医院で働くことが多いです。主な業務は3つあり、歯科保健指導と歯科予防処置と歯科診療補助になります。歯科衛生士の仕事は、患者さんの歯の健康を守ることで、歯科医師の業務のサポートや患者さんへの処置など多くの業務を任されます。
近年国民の歯の健康を守ることが注目されているので、歯科衛生士の重要は高まっています。患者さん自身で歯の健康について考えてもらうには、歯科衛生士の活躍が必要不可欠といわれています。

 

歯科衛生士と看護師の働き先

歯科衛生士と看護師の働き先について比較してみます。一般的に看護師の働き先は、病院やクリニックで働くことが多いです。来院する患者さんの手当や入院患者さんのお世話など多くの業務を担当します。病院によっては夜勤勤務があり、働き先によって大きく異なります。
一方、歯科衛生士の働き先は、歯科医院で働くことが多いです。9割以上が歯科医院で働くといわれており、歯科医院での処置やサポートを行います。近年では、歯科衛生士の働き先が拡大しつつあり、介護施設などでも働いている人も増えています。

 

歯科衛生士と看護師の仕事内容の違い

歯科衛生士と看護師の仕事内容の違いについて比較してみます。同じ医療機関ですが、業務内容は大きく異なります。具体的にどのような違いがあるのか見ていきましょう。

 

●看護師の仕事内容

看護師の仕事内容は、患者さんに対する療養上のお世話がメインの仕事になります。対象部位は、診療科によって異なりますが、基本的に「全身」が対象です。来院される患者さんも健康の人は少なく、なんらかの病気や症状を持った方が来院されるケースがほとんどです。
血圧測定や注射、入院患者の食事の補助や排泄の補助、手術のサポートや診察時の医師のサポートなど業務内容は多岐にわたります。掃除、洗濯、カルテの記入、電話対応、受付など雑務も任されたりするので、就職した病院によって業務内容が大きく異なるのが看護師の仕事の特徴といえます。

 

●歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士の仕事の内容は、歯科予防処置、歯科保健指導、歯科診療補助の3つが主な業務となります。対象部位は「口の中」が対象で歯などの口腔ケアなどを主に行います。来院される方は、むし歯(虫歯)や歯周病の患者さんだけに限らず、予防を行う健康患者さんも来院されるのが、看護師との違いといえます。

歯磨きの仕方を指導したり、歯石を除去したり、フッ化物の薬を塗ったり、歯科医師のサポートを行ったり作業内容はとても多いです。看護師同様に、受付や掃除洗濯も任されることがあり、歯科医院によって作業内容が異なる場合があります。

 

歯科衛生士と看護師の勤務体制の違い

 

歯科衛生士と看護師の勤務体制の違いについて比較してみます。看護師の勤務体制は、働く医療機関によって大きく異なります。24時間体制で働く医療機関では、夜勤勤務もあり、休日もバラバラであることが多いです。入院患者さんがいない病院では、夜勤勤務がない場合が多く、自分のプライベート時間を確保したい方は勤務体制について調べる必要があります。
一方、歯科衛生士は、基本的には夜勤勤務はありません。働く時間や休日は一定となっていることが多いので、自分のプライベート時間を確保することが可能となります。また、看護師のように急な残業が増えるケースも少なく、時間に縛られないのが特徴ともいえます。プライベート時間を大切にしたい人は、歯科衛生士の方が向いているといえるでしょう。

 

歯科衛生士と看護師の共通するところ

歯科衛生士と看護師は違う特徴もありますが、共通する部分もいくつかあります。どのようなところが共通するのか具体的に見ていきましょう。

 

●就職先に困らない

まず一つ目の共通点は、就職先に困らない点です。歯科衛生士も看護師も働き先がたくさんあり、需要の高い職業といえます。どちらの職業も専門性が高く、代わりの利かない仕事のため、就職活動に困らないでしょう。
また、一度働いてみて、労働環境などが合わないと感じたら転職しやすいのもメリットといえます。歯科衛生士と看護師の転職先が多いため、自分に合った労働環境の職場を探しやすいです。

 

●国家資格を取得する必要がある

二つ目の共通点は、国家資格を取得しなければいけない点です。どちらも学校を卒業するだけでなく、国家試験に合格しなければ働くことはできません。ただし、一度国家資格を取得してしまえば、再試験を受ける必要がないので一生使えます。代わりの利かない資格なので、資格を保持していると職に困ることがないといえます。

 

●決められた学校を卒業しなければいけない

三つ目の共通点は、決められた学校を卒業しなければいけない点です。国の指定した教育機関を卒業しなければ、歯科衛生士や看護師になることはできません。歯科衛生士だと最低3年、看護師だと最低2年通う必要があります。学校に通う必要があり、期間が長いとそれだけ費用がかかるので、計画的に決めなければいけないでしょう。学校を卒業しないで、独学でなることはできないので注意が必要です。

 

●給与が安定している

四つ目の共通点は、給与が安定している点です。歯科衛生士も看護師も比較的給与が安定しており、収入に困ることはないといえます。将来性もある職業なので、どちらもますます需要が増していくといえます

 

まとめ

歯科衛生士と看護師はいくつか違いがありますが共通することも多いです。勤務体制や仕事内容に違いがありますが、国家資格を取得でき、給与が安定している面では共通する部分があります。人手不足の昨今では、今後ますます需要が増していく職業でもあります。
歯科衛生士と看護師はよく比較されやすい職業なので、どちらの職に就けばいいか迷われる方も多いでしょう。歯科衛生士と看護師の仕事内容や特徴の違いを理解し、自分の向いている方を選択してみるのはいかがでしょうか。

 

 

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