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視能訓練士のキャリアについて。女性視能訓練士の働き方を説明します

2024年03月13日

コラム視能訓練士

 

視能訓練士の80%以上は女性であることから、女性が働きやすい職業であるといえます。また、2000年から2020年にかけて男性視能訓練士は6.3%から14.1%へと増加し、性別問わずに魅力的な職業として認識されるようになりました。この記事では、視能訓練士のキャリアや女性ならではの働き方について紹介します。

 

目次

1)視能訓練士とは??

 

2)視能訓練士の主な仕事内容

 

3)視能訓練士の性別多様化

 

4)視能訓練士のキャリア

視能訓練士の勤務先はさまざま

新卒からのステップアップ

視能訓練士としてスキルアップするには?

 

5)視能訓練士の働き方

結婚や出産などのブランク後も復職できる

子育てしやすい勤務形態で働ける

 

6)女性視能訓練士としての強み

腕力・体力は必要ない

子育て経験を活かせる

視能訓練士仲間の多くは女性

 

7)まとめ

 

 

視能訓練士とは?

視認訓練士は視機能の検査や訓練を行う目のエキスパートであり、国家資格を有した医療技術者です。視認訓練士は、乳幼児から高齢者まであらゆる方の目の健康を守っています。

 

視能訓練士の主なお仕事内容

 

❏視能検査

眼科での視能検査を行います。眼は複雑な器官であるため検査の種類も多く、複数の検査機器やデータを扱います。視能訓練士が行う検査結果をもとに、眼科医師が診断や治療を行います。

 

❏健康診断

保健センターで行われる3歳児健康診査や、会社や学校での定期健診などで視能検査を行います。

 

❏視能矯正

子どもの眼の疾患に多い、斜視や弱視の検査を行います。視覚は低年齢のときに発達するため、斜視や弱視を早期に発見し、改善に向けた訓練を行う必要があります。

 

❏ロービジョン・アフターケア

視機能が低下し、日常生活に支障をきたしている方の支援を行います。視覚補助器具の選定や使い方の説明など、視覚を補うためのさまざまなアドバイスなどを行います。

 

視能訓練士の性別多様化

 

2000年に男性視能訓練士が全体の6.3%であったのに対し、2020年には14.1%まで増加しました。

(参照:https://www.jaco.or.jp/wp-content/themes/jaco_renew/assets/pdf/2020survey.pdf

これは、視能訓練士が男女問わずに魅力的な職業として認識されるようになったこと、及び医療分野全体の性別多様性が高まっているといえます。この動向は、今後も続くことが予想され、視能訓練士の職域がさらに広がる可能性を秘めています。

 

視能訓練士のキャリア

視能訓練士の資格を取得したあと、どのようなキャリアを重ねていくのかを紹介します。

 

●視能訓練士の勤務先はさまざま

視能訓練士の勤務先は大学病院や総合病院、診療所など多岐にわたり、活躍できる場は豊富にあります。病院でもそれぞれの形態により特徴が異なるため、自分の希望や将来像などを踏まえて勤務先を選びやすいといったメリットがあります。

 

大学病院の場合

大学病院は、診療のほかに医学生の教育や治療の研究などを行います。高度な医療を提供している特色があるため、重症の患者さまが集まりやすい傾向があります。

総合病院の場合

総合病院は、幅広い病気に対応できるよう複数の診療科があります。

診療所

診療所は診察と治療がメインであり、多くの患者さまが来院する診療所の場合は検査や訓練に素早く対応していくことが求められます。効率や工夫が必要とされるルーチンワークにやりがいを感じるかもしれません。

 

●新卒からのステップアップ

国家試験に合格して視能訓練士として働き始めたら、まずは「検査スキルの向上」と「患者さんの応対スキルの向上」を目指して日々の業務を行いながら学んでいきます。その後は、子どもの斜視や弱視などの検査や訓練、手術を伴う患者さんの検査など検査スキルを磨いていきます。確実なステップアップを目指すためにも、医師や先輩の指導だけではなく勉強会などに積極的に参加することも大切です。

 

●視能訓練士としてスキルアップするには?

病院により、治療や検査の内容が異なります。職場によっては検査機器が限られており、経験を積めないという理由からスキルアップのために転職する視能訓練士もいます。
また視能訓練士として、そのほかの資格取得を目指す方法もあります。日本視能訓練士協会の「認定視能訓練士」や「専門視能訓練士」という称号があり、これらを取得できれば専門性の高さや豊富な経験を有している証となります。視能訓練士として、勉強会やセミナーへの参加、そのほかの資格取得、転職などさまざまな方法でスキルアップを目指せます。

 

女性視能訓練士のライフステージごとの働き方

結婚や出産などのライフイベントは、女性にとって大きな影響を与えるものです。女性の視能訓練士は、それぞれのライフステージでどのような働き方をしているのかみてみましょう。

 

●結婚や出産などのブランク後も復職できる

結婚後も働く女性の視能訓練士は多くいます。一方で、結婚に伴う引っ越しによって転職する方や家事に専念するために退職する方もいます。視能訓練士の資格は有効期限がなく、一生涯保有できる資格です。ブランクがあっても研修を受けて勉強をすれば、知識や技術などを学び直しブランクを埋めることが可能です。

視能訓練士の需要は高いため、引っ越し先で新たな職場への転職やブランク後の再就職先に困ることは少ないでしょう。

 

●子育てしやすい勤務形態で働ける

結婚して家庭と両立しながら働く女性の視能訓練士は多数いますが、勤務先の産休や育休の制度によっては出産後に退職する人もいるのが実状です。人員を確保しやすい大きな病院は産休や育休の制度が整っていても、クリニックなどの小規模な人員体制では産休・育休の取得は難しいケースがあります。
しかし時短勤務やパート勤務で復職する方も多く、子育てと仕事を両立している方もたくさんいます。子どもが大きくなり手がかからなくなってから、フルタイム勤務や正規雇用として働くことも可能です。子育ての状況に合わせて、最適な勤務形態で働けます。

 

 

女性視能訓練士としての強み

視能訓練士は、以下の点から女性が選びやすい職業です。

 

●腕力・体力は必要ない

視能訓練士は、重いものを運ぶなどの重労働はありません。腕力や体力などの身体能力は一般的に男性のほうが有利とされていますが、視能訓練士に求められる能力ではないため女性や年齢を重ねても無理なく働き続けられます。

 

●子育て経験を活かせる

結婚や出産を機に退職してブランクがある場合や、子育てと両立しながら働く場合は大変に感じることもあるかもしれません。しかし、視能訓練士は幼い子どもとコミュニケーションが必要となる機会も多く、子育て経験が活かされるシーンはたくさんあります。

 

●視能訓練士仲間の多くは女性

女性訓練士の多くは女性であるため、同僚や先輩に悩みを相談しやすい環境にあります。とくに仕事と子育てを両立している先輩がいれば、参考になることも多いはずです。同性の悩みや困りごとを相談できる環境は働きやすさにつながるでしょう。

 

まとめ

働くうえで、ライフステージごとの働き方は気になる方も多いでしょう。視能訓練士は結婚や出産などを理由に転職や勤務形態を変えることは難しくなく、働き方の幅があるため男性女性問わず働き続けやすい職業といえます。

 

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