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視能訓練士は就職できないって本当?就職状況から見る現状と対策

2024年04月05日

コラム視能訓練士

 

 

視能訓練士の就職情報をウェブサイトで調べると、「視能訓練士の雇用先がない」や「視能訓練士にならないほうがよい」などの情報がたくさんでてきます。しかし、ウェブサイトは正しい情報ばかりではないため、就職情報は適切なデータで確認する必要があります。
視能訓練士の就職情報をデータで確認すると、さまざまな就職先に雇用されているのがわかるため、視能訓練士として働くことに不安はないでしょう。そこで今回は、視能訓練士が就職できないといわれている原因や就職先の現状について詳しく解説します。

 

目次

1)視能訓練士とは

視能訓練士とは

視能訓練士の仕事内容

 

2)視能訓練士はなぜ就職できないと言われているのか

独占業務でない

雇用先が都会に集中

 

3)視能訓練士の就職状況

年齢別就職状況

年収別就職状況

男女比就職状況

場所別就職状況

 

4)まとめ

 

 

視能訓練士とは

視能訓練士とは、いったいどのような職種なのでしょうか。視能訓練士の概要や業務内容について確認しましょう。

 

❏視能訓練士とは

視能訓練士は、眼に関する指導や検診、サポートが主な仕事です。小さな子どもは成長に伴い目が悪くなる場合があり、目の矯正訓練や適切なメガネを提供する必要があります。矯正訓練などは、きちんと知識をもった視能訓練士が担当しなければいけません。

 

❏視能訓練士の業務内容

視能訓練士の業務は、視機能検査や集団検診、視能矯正、ロービジョンケアの4つに分けられます。視機能検査では目の検査を行い、重い病気になる前の早期発見を目指します。学校や介護施設などでは集団検診が行われ、小さな子どもや高齢者などの目の検診を一斉に行います。
視能矯正では、斜視や弱視などを患っている方へ訓練を行います。ロービジョンケアは、私生活で目が見えにくかったり、ピントが合わなかったりする方へのアドバイスを行います。

 

 

視能訓練士はなぜ就職できないと言われているのか

眼の検診には視機能訓練士が必要不可欠ですが、なぜ就職できないといわれているのでしょうか。ここでは、視能訓練士が就職できないといわれている理由について2つ紹介します。

 

●独占業務でない

視能訓練士の仕事が、独占業務でないことが原因と考えられます。視能訓練士の業務は、視能訓練士の資格を持っていない方でも行えるため、「職がない」といわれています。視能訓練士の業務は看護師が代わりに行うことが多く、眼科クリニックのなかには視能訓練士が在籍していない場合があります。
独占業務であると視能訓練士の需要は高まりますが、現状では看護師でも視能訓練士の業務を行えるため、視能訓練士は就職できないといわれています。

 

●雇用先が都会に集中

もう一つの理由は、雇用先が都会に集中している点です。田舎の場合は視能訓練士を必要とする眼科病院は少なく、視能訓練士が一人も在籍していないことが多いです。

求人も都心部に集中しているため、視能訓練士の資格を持っていても田舎ではあまりメリットを感じない場合があるでしょう。視能訓練士の資格を有効に活用するならば、都会で就職先を探したほうがよい場合があります。

 

 

視能訓練士の就職状況

 

視能訓練士は就職できないといわれていますが、実際のデータではどうなのでしょうか。ここでは視能訓練士の就職状況について確認します。

 

●年齢別就職状況

視能訓練士の就職状況を年齢別で確認すると、30代~40代の方がもっとも多いです。大学や専門学校を卒業してすぐに就職した方に加えて、出産や育児をしながら働いている主婦が多いです。

 

●年収別就職状況

視能訓練士の平均年収は、正規職員だと423.9万円です。一般的なサラリーマンの平均年収と比べると、ほとんど差はありません。視能訓練士の年収は地域により異なるため、ご自身の働きたい都道府県の平均年収を確認する必要があります。
視能訓練士の年収が低いと感じる方は、昇給や転職を考えましょう。視能訓練士の仕事はスキルが身につくとキャリアアップにつながります。視能訓練士以外の資格を取得することで、昇給したり、転職で有利になったりすることがあります。スキルを身につけるなど、常に向上心を持って仕事に励む必要があるでしょう。

 

●男女比就職状況

視能訓練士の男女比率は、2020年では男性は14%、女性は86%でした。視能訓練士は女性の働き手のほうが多く、子育てをしながら働いている方もいます。残業や夜間勤務がほとんどないため、家庭と仕事のバランスが取りやすいメリットがあります。
近年は、男女の比率にも変化があります。近年の傾向として男性の視能訓練士の割合が増えており、20年前と比べると10%近く上昇しています。今後も男性の視能訓練士が増えて、働く層に変化が起こるかもしれません。

 

●場所別就職状況

視能訓練士の雇用先はいくつかあり、もっとも多いのが眼科病院です。ほかには、私立病院や国公立病院などで勤務する方もいます。一般企業や養成施設で働ける場合があり、視能訓練士の雇用先はさまざまあります。

 

 

まとめ

今回は、視能訓練士の就職が難しい理由について解説しました。視能訓練士の仕事は独占業務ではないため、看護師よりは需要は低いと考えてよいでしょう。しかし、スマートフォンの普及や高齢化の影響から、眼科患者が増えることが予想されるため、今後はより視能訓練士の活躍が期待されています。

 

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